銀行や保険などの書類で、複写用に黒や青のカーボン紙をお使いになったことがあるのではないでしょうか?
今回は鉛筆で描いた絵が虹色にうつる、カラフルカーボン紙を作ってみます。
【用意するもの】
・白画用紙 八つ切りサイズ
(よく売られている大きさ/A3よりひとまわり小さい)
・コピー用紙 A4
・クレヨン
・鉛筆 またはボールペン
上記サイズの画用紙・コピー用紙が無ければ、おうちにある紙で大丈夫です。
広い面を塗るので、クレヨンは色づきが良くやわらかいものがおすすめ。
我が家はサクラクレパスを愛用しています。
では始めましょう!
①画用紙を半分に折ります
これがカーボン紙になります。
②下半分の部分に長四角を描き、線を引いていくつかに区切ります
大きな四角を描くのが難しそうなら、あらかじめおとなが点を4つ描いてあげて、それをこどもたちに結んでもらっても良いです。多少曲がってもOK。
③区切った中をクレヨンで塗っていきます。
「白いところがなくなるように」がんばって塗ってください。最初に描いた線は塗りつぶしてしまって良いので、とにかく四角の中を全部塗る!
カーボン紙として使うときに、赤・青・緑・紫・オレンジなど濃いめの色がはっきり写り、黄色など薄い色は写りにくいです。とはいえ一番大切なのは「四角の中を全部塗る」ことなので、こどもたちの好きな色でやってみてください。
違う色同士が混じってしまっても構いません。
少しおとなが手伝いつつ、なんとか塗り終わり。
これでカーボン紙ができました。
くじけそうな子は、②で描く長四角をあらかじめ小さくすると良いです。
④コピー用紙を半分に切り、クレヨンで塗った面の上にのせて鉛筆で描きます。
季節柄こいのぼりを描きました(前進してますが)
鉛筆で黒くぬる部分があると、カーボン紙の効果が出やすくきれいです。
⑤コピー用紙をめくると…
きれいに写りました!
(クレヨンで塗るときに白いところが残っていると、この時に絵が写らない部分ができてしまうのでがんばって塗ってもらったのでした)
4歳くらいになるとがんばって広い面を塗れますが、もっと小さいお子さんと遊ぶ場合は
クレヨンで塗る部分までおとながやってあげて、コピー用紙に鉛筆で描くところだけをこどもに楽しんでもらっても良いです。
このとき鉛筆の代わりに割り箸でぐるぐるすると、コピー用紙をめくった時の驚きが増しておもしろいです。
カーボン紙をクレヨンで塗り直せば、何度も繰り返して遊べます。
画用紙/コピー用紙以外の紙を使う場合は、クレヨンで塗るカーボン紙の方に厚めの紙、鉛筆で描く方に薄めの紙を使うと上手くいきやすいと思います。
クレヨンで塗った面でまわりを汚しやすいので、しまうときは二つ折りにしてください。
筆圧が少ないお子さんはちょっと大変かもしれませんが(我が家もそう…)
描く練習にもなりますので、よろしければチャレンジしてみてください♬
【参照】村田夕紀・内本久美『2・3・4・5歳児の技法あそび実践ライブ』
#造形あそび
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